厳冬期八ヶ岳は天狗岳登山 2646m 2008/2/17

快晴の週末、先週の毛無山登山の筋肉痛もやっと癒えたので、今回は久しぶりの2000m越え峰を目指すべく八ヶ岳へ向かった。今回の目標は八ヶ岳の中の天狗岳、渋の湯から入ることにし、早朝5:10家を出た。美しいモルゲンロートが南アルプスを染め始める頃には八ヶ岳が視界に入り始めたが、何と八ヶ岳上方2/3は雲の中。昨年の浅間山を思い出させる。途中メルヘン街道に入ってから渋の湯に入るという回り道をしてしまったせいもあり、登山口到着は8:10。山道は雪で覆われ、渋の湯までの最後の2km?程は狭い林道。スタッドレスだけでは心もとなく、雪の降る中チェーンをつけて登っていく。登山口ではまず渋御殿湯まで行き、駐車場代1000円を払い、100mほど戻って車を停める。駐車場の側には綺麗なトイレもある。準備を整え再度渋御殿湯に車のキーを預け、いざ出発。温泉には結構沢山の登山者が下山のバス待ちをしている。
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8:40、登山口から歩き始める。休館中の渋の湯ホテルの前を通り、橋を渡って登山開始。思った以上に踏み跡がしっかり付いていて安心した。さすがに黒百合ヒュッテがある人気のルートだ。ホテルの前でMSRライトニングアセントを履こうとしている人がいた。羨ましいが、こう踏み跡の多い急登だとどうだろうか。
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雪深い登山道をぐねぐねと、時折明るくなりかけたりする中を登っていくと、渋の湯・八方台分岐に、9:18。一服、そしてここで上着を一枚脱ぎ身軽に。下山してきた人達と声を交わしながら、平坦になった道を進むと、今度は沢沿いの地形を登り始める。雲に覆われて回りの景色が見えないのが残念だが、左前方には賽の河原が広がっているはず。
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10:15、トウヒ、オオシラビソの林を抜けると黒百合ヒュッテ到着。沢山の登山者が小屋で休憩しているようだ。小屋の前にテント二張り。雪交じりの中、中山峠ルートを進む。
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10:28、2410mの中山峠通過。沢山のリュックがデポされているところを見ると、結構な数の人が山頂に行っているようだ。
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真直ぐ下るとしらびそ小屋、左に行くと高見石、白駒池、右が八ヶ岳縦走路で、天狗岳に続いている。左側に切れ落ちる急斜面、右側に天狗の奥庭を眺めつつ低木の間を抜けて少しづつ硬度を上げて行くと、雪、岩、氷の世界に突入する。岩場は積雪さほどでも無い代わりにルートがわかり難い。
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徐々に天狗岳へ続く稜線が近づいてくる。急斜面をよじ登るようにして森林限界を超え、東天狗岳へ急登を始めると、前方から下山し来る集団とすれ違った。ガイドつきのグループのよう。この辺りから風が身を切るように冷たく、時々風を背に休まないと顔が痛くなってしまう。集団があっと今に吹雪の中に消えていく。眼下に辿ってきた稜線上のルートが見える。
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更に進むと黒百合ヒュッテからの擂鉢池ルートと合流、さらに急登を続け岩場を乗り越えていく。大きな岩のピークが東天狗かと思いきや、薄っすらと稜線が更に続いている。その先のピークが多分本命だろう。
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前後左右視界もろくに無い中一歩きで東天狗岳2646mに登頂。11:19。余りの寒さでカメラのバッテリー、携帯のバッテリーが死んでしまった。昨年の旭岳での教訓から、カメラのバッテリを外し暫く手で暖めてやると生き返った。とは言っても撮影するような景色はどこにもない、ただの白の世界。温度計はマイナス10数度か。西天狗も全く見えず、強風も収まる気配も無いので時間は十分にあったが引き返すこととした。久しぶりの高高度到達、森林限界を越えた景色を目にできただけで十分だ。
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皮肉にも下山開始後から少しばかり天候が回復、明るい光が時々氷の世界を浮かび上がらせる。北八ヶ岳、蓼科山までは見えないが、奥蓼科までの下界が顔を覗かせる。振り返ると双耳峰の片割れ西天狗が見えている。東天狗は前衛の岩山の影に隠れて視界の外だ。
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下ると風も落ち着いてきたので中山峠で昼食、さすがの2400m、水はあっと言う間にシャーベット状に、沸騰させた雑炊も直ぐに食べごろに。
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12:15、出発。黒百合ヒュッテの前でテント設営中のグループがいた。ヒュッテの前に他に人は無く、皆下山してしまったようだ。ヒュッテには沢山のソーラーパネルが設置されている。日本はかつてソーラーパネル設置で世界最先端だったが、政府の補助がなくなって今や廃れる一方。かたやドイツがエコロジー最先端国となり、ソーラーや風力発電に力を入れている。経済力のみならず一貫性も指導力も無い日本のこうした領域での凋落振りは哀しい限りだ。Co2を金で取引する云々よりも本質における環境保全の議論を望みたい。
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などとブツブツ考えていると、樹間から時々陽が差し込み青空と雪が眩しく見えてきた。途中MSRのスノーシューを履いた人とすれ違い、あっと言う間、13:25には渋の湯前の橋を渡った。
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帰り道、平野部は青空だが、八ヶ岳は権現岳から赤岳付近までは依然として雲に覆われていた。
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