「単独行」 加藤文太郎

新田次郎著「孤高の人」を読了後、小説のモデル、加藤文太郎の著作を読みたくなり紐解いた。大正後期から昭和初期にいわゆる一般人による登山の道を切り開いていった加藤文太郎の山への想い、愛情がストレートに伝わってくると同時に、彼の登山の足跡にはただただ驚嘆するばかりである。日本アルプスをまるで庭のごとく縦横無尽に歩き回っている。しかも次第に冬山という過酷な環境での登攀のウェイトを高めながら。
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山行メモを読んでいく限り、小生の中で描かれるほどの偏屈さを感じさせない、ある種の優しさと通常人レベルで周囲と打ち解ける人柄を思ったが、遠山豊三郎氏による後記で紹介されている分太郎の人となりは小説にかなり近い。本人の内面と周囲からの印象はそれほど違うということか。

小説では悪者にされてしまっている吉田氏も、分太郎は岳友と呼んでいるし、実際に遭難死する以前にも吉田氏と冬山登攀をし、やはり天候悪化で痛い目にあっている。そのときは加藤氏自ら同行を依頼したと記しており、小説のような設定が実際にあったとは思われない。


黎明期の日本登山界の開拓者、加藤文太郎。彼がおそらくもっとも多く登攀したであろう立山に10月、行ってきます。

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