雪の上州武尊山へ、が途中敗退 2011/12/30

谷川山系は分水嶺で言わずもがなの豪雪の山。越後の山もこの季節になると2000mクラスの山はアプローチすらままならない。比較的地理的に近い日光白根山は標高は高いがそこまでの豪雪地帯でもないのは、やはり日本海からの湿った雪雲が分水嶺を越えると徐々に消えていくせいなのだろう。武尊山は位置的にはその中間、どちらかと言えば雪は多いだろうし、実際麓には山を取り囲むようにスキー場が点在している。調べると山の北方で天候は日本海型に近いようだが、関東平野の影響下にもあり、越後や谷川岳に比べると雪雲が晴れる頻度はやや高いようだ。武尊山の魅力は真っ白に雪をがぶったその美しい山姿にある。関越道で赤城を過ぎて目に飛び込んでくる武尊山の美しさは息を呑むほどで、いつか雪の時期に登ってみたいと思っていた。アプローチは点在するスキー場のゴンドラ・リフトを使って尾根の上まで上がるのが一番楽だが(特に川場スキー場から)、この山ではその方法は相応しくないように勝手に思い込み、地味に名倉沢沿いに沢を詰めていくルートで挑戦することとした。前日で川場スキー場積雪130cm、宝台樹スキー場110cm、ノートレースだと相当きついだろう。っ元は二泊三日で考えていたが、中日30日が荒天なのでやむなく30日出発の一泊二日に変更。自宅を未明に出発、登山口に6時半到着、装備を整えて7時30分登山開始。

7:30 / 1010m 宝台樹スキー場を過ぎて林道の除雪最終点で駐車。そこからは大幽洞窟への林道分岐までは雪に埋もれたトレースあり。大幽洞窟はスノーシュートレッキングのコースらしい。
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8:10 / 1140m 僅かでもトレース跡があると楽。ここまで40分といつもの大荷物背負っても快調な滑り出し。
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分岐から先の武尊山登山道には予想通りトレース全くなし。あるのはシカの歩き回った足跡だけ。
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MSRのライトニングアセントでラッセル開始。スノーシューで踏み込んだ雪の深さは膝の下、40cmほどか。一歩一歩を膝の高さまで持ち上げ雪を踏みつけていく動作は毎度の事ながら大変なアルバイト。
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林道脇を流れる名倉沢、雪に覆われ所々穴が開いている。林道を抜けて登山道に入ると沢の岩の間を歩く感じになるので、踏み抜きに注意しなければならない。
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9:20 / 1240m 開けた空間を過ぎた辺りから林道終了?いわゆる登山道に入る。ここまで約1.8kmは苦労はラッセルだけなのでまあ楽。ここからが大変。登山道は恐らく水量の少ない沢沿いに進んでいると思われるが雪に完全に覆われて夏道など全く分からない。しかも赤いテープも雪に覆われていて良く見えない。しかも初めて歩くルートと、頼りは地図とGPS。天候も下り坂で雪と風が強まってくる。
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地図で見ると真っ直ぐなルートに見えるが、実際は微妙に左右にカーブ、沢が左右から合流してくるし、雪で視界もきかず、でルートファインディングが大変。ここで左の沢筋に行きかけて即修正。
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その後、今度は赤テープに惑わされルートから右にそれてしまい、10:00~10:50の間深雪と格闘。登っていくと薮に阻まれ進めるルートがない。これは違うと、最終的に急斜面を高巻きにして強引にルート復帰。戻ってきたときにはもう雪だるま状態。無駄にエネルギーを消耗してしまった。
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ルート復帰してさらに進んで振り返る。
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前を見ても似たような景色が続くだけ。。。
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12:10 / 1370m さらに一時間ほどラッセルして振り返る。相変わらずの景色、降雪、風が吹くと木の枝の雪が舞い散り視界が無くなるほど。
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ここで距離にして2.6kmほど、前方の左カーブを越えて標高150mほど稼ぐと尾根上にでるはず。そこから夏道時間で30分で手小屋沢避難小屋。距離にして650m+1000m。初日目標の避難小屋まで最低でも4時間はかかりそう。天候悪化もあり、これ以上の前進を諦めスノーシューで踏み固め幕営準備を始めた。写真は進行方向に向かって、雪の深さが多少はわかると思う。
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幕営準備を始めたものの、大晦日は夕方には家にいる約束だし、明日どこまで登れるかも??では、まして降り続ける雪と風でつけたトレースもどんどん埋もれてきている。残念ながら今回はさっさと撤退してプーの待つ家に帰ったほうが良さそう。で、年明け改めてチャレンジに来よう。I'll be back!
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帰りは楽々、往路4時間40分かかったものが、復路はわずか1時間10分。この間車には10cm程の雪が積もっていました。
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2008/10 錦に包まれた武尊山はこちら。
http://79476925.at.webry.info/200901/article_1.html

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