北海道山行三日目:大いなる大雪山 旭岳2290mから黒岳まで縦走 2007/9/11

美瑛を早朝出発、旭岳温泉ロープウェーを目指す。美瑛での天候はまあまあ。前線に沿って雲が綺麗に湾曲している。
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6:45の便に乗り登山口へ。そこは。。。ガスに包まれた別世界。旭岳を映すはずの姿見の池もこの通り。
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時折上空に見える青空に期待し山頂に向け出発、7:05。6-7合目付近ではみぞれになろうかと言う冷たい雨に打たれながらもくもくと歩く。ガスの中、山頂への道は天に通じる回廊のような雰囲気。
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9:35旭岳山頂登頂。2290mの北海道最高峰である。一等三角点もある。視界はほとんど無し。風が強く重ね着しているにもかかわらず結構寒い。ガスがメガネに雫となってつくので視界の確保にも苦労する。
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山頂では日本百名山を本日達成したという女性5名のグループと出会う。(山頂でご一緒した写真ありますので、声かけてください。)

雲が晴れるのを待ったが無理なようなので10:25縦走に向け旭岳を下り始める。旭岳裏の下山ルートは急勾配でザレているので、地面が濡れて滑りやすいこともあって、砂礫の堆積した部分を滑るように降りていく。2/3ほど降りたところで雲が切れ始める。急いでカメラをセット。なんとバッテリー不良か残量がほとんど無い。予備のバッテリーは。。。無い!ショックで暫し呆然。
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気力を振り絞って下り続けると、下りきったあたりで日差しと青空が広がってきた。広がる山塊の中で見渡しても人っ子一人いない。葉紅葉が始まっている山肌に日が当たって美しい。こんな感動は本当に久しぶり。いつまで日が指しているかもわからないので限られたバッテリーとは知りつつもついついシャッターを押してしまう。真横に雪渓が残っている。
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左手に聳える熊ガ岳の斜面も色づいている。左側の稜線に上がると反対側はカールのような形状。写真は残っていない。
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余りの美しさに時々奇声を発しながら歩き、シャッターを押しているとついにバッテリーが死ぬ。悔やんでも悔やみきれない。化石のようなJ-phoneの携帯で気休めに写真を撮りつつ先へ進む。間宮岳方向、左の稜線上に登り歩いていく。写真には写っていないが、右側に後旭岳が鎮座している。
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間宮岳分岐に至っても未だ誰一人出会わない。ここにリュックをデポして、荒井岳まで往復してくる。御鉢平の上空は青空が広がり、紅葉が美しい。振り返ると後旭岳、白雲岳、忠別岳を望む(写真は残っていない)。分岐に戻ると、登山道の先に人影が現れる。ほんの二時間程ではあったが広い空間を独り占めできたことが嬉しい。

分岐から少し進むと間宮岳の標識。2185m。11:40。再度御鉢平を覗きに登山道を外れる。ここでもしかしたら暖めればバッテリーが多少は息を吹き返すかも思い立ち、手のひらで暖めてみるとうまく行った。もっと早く思いついていれば。。。
御鉢平、間宮岳付近から黒岳方面を望む。左端が黒岳、御鉢手前から荒井岳、松田岳、北海岳と続くがピークはわかり難い。右奥が白雲岳。
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御鉢平、左側。左から奥が鋸岳、頂上が雲にかかっているのが北海道第二高峰、北鎮岳2244m、手前の小ピークが中岳。右の奥が凌雲岳、桂月岳、そして頂上がちょっと角ばっているのが黒岳1984m。
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御鉢から左に外側に目を向けると、右から比布岳、谷間を挟んで安足間岳、左肩の先のほうが永山岳。
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北鎮岳に向け歩き始めると、更に二人とすれ違う。間宮から少し下って再度上りに。間もなく中岳2113mを通過、北鎮分岐に達する。
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リュックをデポしたかったがそのまま北鎮岳2244mへ。山頂到達13:10。風が強く、雲がすごいスピードで通り過ぎていく。山頂にたどり着いたところにリスが出現。標識まで案内してくれるように先をちょろちょろ走っていく。写真に撮ろうとしたらいなくなってしまった。
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雲の切れるタイミングを狙って少ないバッテリーを搾り出す。稜線先の隆起した部分が当麻乗越。その先薄っすらと見えるのが大沼。
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横に連なる山並み。鋸岳、比布岳、その間の後方の尖った山が愛別岳。
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撮影していると年配3人組が上ってくる。ペンションで作ってもらったお昼を食べていると、リンゴと沢庵をくれた。ありがたい。

余りのんびりもしていられないので、13:25下山開始。御鉢の稜線から、雲ノ平を望む。カメラをいじくっている間に三人組みに追い越される。左の山がこれから向かう黒岳。右の山が烏帽子岳、赤岳へと続く。
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雲ノ平にはナナカマドが多く、真っ赤に燃えている。凌雲岳を背景に。
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北海岳方向に、御鉢平の雪解け水が作っている沢がある。
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黒岳に近づいてきた。ロープウェイからの人が多くなるのか、登山道も整備されている。両側にはチングルマの群落。
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黒岳石室。ナナカマドとチングルマに囲まれている。チングルマ、草のようにも見えるがバラ科の落葉小低木で、年輪もある立派な木。
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黒岳山頂への最後のアプローチ。草紅葉が美しい。
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黒岳頂上1984mを極める。15:00。層雲峡への下りリフトの最終が16:30と聞いていたので、十分時間がある(実際には最終は17:00過ぎまであったが)。
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山頂から烏帽子岳、赤岳方面を望む。赤岳方面は雪渓が多く残るエリアらしく、銀泉台からいつかチャレンジしたいルート。高山植物も豊富とのこと。
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15:15下山開始。ハイカーで賑わっている。山頂からすぐ下のマネキ岩。紅葉が進んでいる。後1W位がベストか。
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リフト駅着が16:10。リフトからロープウェーに乗り継いで層雲峡に着いたのが16:45。さすがに下界では紅葉はまだまだ先のようである。合計タイム9h40m。
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大雪山国立公園の面積が神奈川県に匹敵すると言われ、その広大な面積を持つ山岳地帯は実に魅力に満ちている。冬の厳しさは想像を絶するであろうが、高低差の比較的少ない山稜は縦走に向いているかもしれない。いつかテントを担いでの縦走に是非チャレンジしてみたいものである。もちろん撮影機材のチェックも万全に。

北海道山行一日目樽前山登山はこちら。
http://79476925.at.webry.info/200709/article_7.html
北海道山行四日目層雲峡から知床はこちら。
http://79476925.at.webry.info/200709/article_10.html
北海道山行五日目羅臼岳登山はこちら。
http://79476925.at.webry.info/200709/article_12.html

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