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zoom RSS 秩父三峯神社から雲取山 2015/9/12-13 一日目

<<   作成日時 : 2015/09/27 21:59   >>

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9月の中旬、8年ぶりに地元の山 雲取山に登ってきました。前回は奥多摩湖方面から、今回は山の反対側、秩父の三峯神社からのルートを辿りました。最近のマイブームであるツェルトではなく、かみさんの要望もありテント持参にて。三峰神社駐車場、一日1000円x2を支払いスタート。三峯神社は秩父神社、宝登山神社と合わせ秩父三社の一社。山犬(狼)信仰の地でもあり、近代まではこの地に日本狼が生息していたことがわかります。また、どうでもいい話ではありますが、パワースポットとしても取り上げられる三峯、三峯とは雲取山、白岩山、妙法ヶ岳の三山を指し、「進龍」を形作るこの稜線が強い気が流れ込む龍穴スポットととなっているそうです。
9:52 / 10454m。
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「三峯神領民家」。ムササビが巣を作っているとのこと。紅葉が映えそうな雰囲気。
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秩父にはジオパーク秩父として指定された地層・歴史・文化を観察できるポイントが数多くあります。日本の地質学発展の地でもあり、当時は秩父古生層と言われたりもした近辺の地層ですが、現代では秩父層と呼ばれ、中生代のものとして訂正されているようです。三峯付近は四万十帯白亜系付加コンプレックスと呼ばれる地層帯、白亜紀ですから中生代の後期。白岩から雲取の山稜は秩父帯ジュラ系付加コンプレックス、中生代中期のものです。そんなこともぼんやり考えながら先に進みます。
奥宮への参道周辺は杉の人工林。花粉症人間にはありがたくないエリア。奥宮の鳥居から先に進むと妙法ヶ岳への尾根につながり、最後は鎖で岩をよじ登ると妙法ヶ岳に佇む奥宮に達します。
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鳥居を左手に過ごし進むと、樹相はブナを中心とした落葉樹林へと変わり、気持ちの良いトレイルが続く。ほんの四半世紀前まで使われていた炭焼窯の残る炭焼平を過ぎると間もなく地蔵峠。地蔵峠の分岐からは禅寺である大陽寺に至ることができます。仏国国師により鎌倉末期に開山された歴史ある禅寺です。
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地蔵峠から少し下って登ると霧藻ヶ峰のピーク。開けた山頂からは大洞川の谷間の反対側に和名倉山(白石山)を見ることができます。昭和44年5月の山火事の説明書き。三等三角点、1523.1m。
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休憩小屋を過ぎて下るとお清平。ここから白岩山への急登が始まります。前白岩の肩まではブナ、ミズナラの広葉樹林が続き、足元には石灰岩の露岩が目立ちます。石灰岩を好むチチブミネバリ、チチブヤナギなどが見られるとのこと。
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更に登って行くとルート上に次第にガスが漂い始め、そこに光が射し込み幽玄な世界を見せてくれた。
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前白岩山 1776m 手前。コケと言うと北八ヶ岳の森を思い浮かべますが、秩父多摩国立公園も、別名「コケの国立公園」とも呼ばれているくらい苔の種類が豊富だそうで、700種類ものコケを観察できるとのこと。コメツガやシラビソの常緑針葉樹の原生林の広がる森は、林床に光が僅かしか届かず、針葉樹の落ち葉は油脂が多く中々分解しないため強い酸性の土壌を作る。そしてこうした弱い光と酸性の土壌という環境でも生育するコケ、シダ、ササ類が支配的となると言うことで、雲取周辺の苔の森が形成されているようだ。
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前白岩山を下ると白岩小屋。地図には休業中との記載があるが、すでに廃墟の趣で営業再開はまあ不可能でしょう。検索すると連絡先電話、氏名が出てきますが、雲取山荘の経営者と同じのようです。1998年には営業していた記録を見つけましたが、いつころから休業になったものか。。小屋の裏に開けたポイントがあり、白石山、両神山が良く見えます。水場は15分ほど下った沢から補給するスタイルらしい。確認に行く気はせず。
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小屋から一登りで白岩山 1921.2m。山頂部には昭和34年の伊勢湾台風で破壊された森林跡を見ることができます。破壊されたコメツガ等の針葉樹林エリアに光が射すようになり地表が乾燥すると、もはやコメツガ、シラビソは生育できず、代わりに草木類が入り込み時期にダケカンバ、カエデ等が生えてきます。木陰ができるとそこに針葉樹が育ち始めるものの、もとに戻るには200年以上かかるとのことで、自然の破壊は容易く、元に戻すのが如何に大変かが良く分かる事例でした。しかも、通過時にダケカンバの生える開けた場所で鹿が一生懸命草木類を食べており、これでは復元などおぼつかずむしろ裸地化が進むのでは無いかと心配になりました。
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少し下ると芋ノ木ドッケの標識。実際には芋ノ木ドッケと呼ばれるピークは尾根を少し上がった所にある長沢背陵と繋がるジャンクションピークを指し、標高は1946mと白岩山より高い。メインの登山道は鞍部から右に下っていくトラバース道、そちらを進みます。
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秩父層の一部を鑑賞しながら進みます。
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トラバース道は尾根の右を下り、途中尾根を左に乗越て、大ダワと呼ばれる鞍部から再び登り。女坂、男坂に分かれて合流すると間もなく雲取山荘テント場。尾根上に伸びたテント場で結構下まで張る場所があるので、山荘前の水洗トイレ、水場から遠くなることを厭わなければ静かな場所にも設営化です。
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雲取山二日目へ。
http://79476925.at.webry.info/201509/article_9.html
2007/12 雲取山
http://79476925.at.webry.info/200712/article_9.html
2011/5霧藻ヶ峰、妙法ヶ岳
http://79476925.at.webry.info/201112/article_8.html


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
奥様に軽くツェルトを拒否されたって感じですねぇ〜
はな
2015/09/29 20:40
少なくとも好かれてはいないですねぇ^^;
ハンス
2015/09/29 21:37

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