阿弥陀堂-山の便り

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zoom RSS 立山室堂から黒部五郎・高天原・水晶岳〜烏帽子岳縦走 2015/8/3-8 二日目

<<   作成日時 : 2015/08/31 23:55   >>

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縦走二日目のポイントは五色ヶ原からスゴ乗越小屋を通過して薬師岳を乗り越えられるどうか。小屋まで5時間半は問題ないとしても、そこから600mの標高差を詰めて薬師岳を越えるのがなかなか大変です。
6:50 前日の体調不良を考慮してゆっくりのスタート。薬師岳越えのためには5時くらいに出発が望ましいのですが、さてどうなるか。木道を辿って五色ヶ原山荘前を通過、鷲岳前を南方に歩き、なだらかな斜面を鳶山に向かいます。地図によるとクロユリの群落があるらしいが気づかず。途中振り返ると、広がる五色ヶ原、スパッと切り落としたようなきれいな斜面を持つ鷲岳、ザラ峠の落ち込みの向こうに立山の岩峰群が聳えています。左奥に剱岳。
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7:40 鳶山。山の西側は大鳶山の大崩壊地と呼ばれ、目の前に兔谷、さらに常願寺川へと連なる湯川谷を見下ろせる。弥陀ヶ原の台地の手前の谷間は浸食タイプの立山カルデラ。右、天狗山からの尾根が弥陀ヶ原に降りたところに山荘があり、そこから更に左に崖上を辿った所に松尾峠と呼ばれるポイントがある。松尾峠からは湯川谷に顕著な尾根が下っているが、尾根の下端に黒々とした泥鰌池見える。この位置からだと手前の尾根が邪魔をしているが、泥鰌池から湯川谷を挟んだ対岸に今は廃湯となった立山温泉跡があるそうだ。
立山温泉の歴史は古く、1580年発見、江戸時代に温泉街として賑ったが、1858年の飛越地震で大鳶、小鳶山が崩壊、土石流が発生して温泉は壊滅。程無く別の源泉が発見され復興したものの、1969年の豪雨で道路が失われ、1970年にアルペンルート開通で客足が遠のき、最終的に1973年に廃湯になってしまった。
さて、江戸時代に立山信仰盛んな頃には、立山温泉経由で立山登拝したルートが、立山温泉から松尾峠の間にあった。芦峅寺を通過しないがために、当時芦峅寺が加賀藩に通行止めを働きかけたなどと言うこともあったらしい。このルートは近年砂防工事の緊急避難路として通行できるようになったが、一般登山者の工事現場への侵入を規制するため現在は通行禁止となっているそう。が、ググると多くの登山記録が残されている。松尾峠少し手前にある分岐から、通行禁止の看板を見なかったことにして湯川谷に降り、堰堤3っほど越えて遡行すると新湯。ここで入浴、ビバークしてから、ガレ場・ザレ場を越えてザラ峠に到達、が一番多いパターン。
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少し下流にカメラを振ると、常願寺川の蛇行が富山湾に流れていく様子が見えます。左に鍬崎山 2089m。
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と長々立山温泉について書きましたが、ようは一度行ってみたいなぁ、と言うことであります。

鳶山まで来たところで脱線してしまいました。2日目のコースはアップダウンが多く、疲労が蓄積しやすい。鳶山を越えると、次の越中沢岳まで250m下って250m登り返し。
鳶山 2616m からはこの先5日間歩くコース全貌を見ることができた。中央に続くのが越中沢岳、そこから左に伸びる稜線の先のピークは木挽山、奥木挽山。踏み跡がありそうで無いエリア。ネット上では登頂期が二つは見かけたものの見かけよりは難しそう。越中沢岳の右にどっしりとした薬師岳。その先に隠れるように三日目に超える予定の黒部五郎岳。手前に雲ノ平の台地が横たわり、ずっと奥に三角錐の笠ヶ岳が聳える。この前の稜線を4日目に歩き、三俣蓮華を越えて雲ノ平に方向を変えてその手前の谷間に降りる、そこが高天原。5日目は高天原から中央に聳える赤ッぽい山肌を持つ赤牛岳の奥、水晶岳に登り、左に黒々と伸びる裏銀座の稜線を辿る。最終目的地は稜線の先、画面左の少し低くなった場所に乗っかっているとんがり帽子の烏帽子岳。最後に稜線の裏側に下山して終了である。と言うことで先を急ぐ。
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少し降りて、越中沢岳と薬師岳。スゴ乗越小屋が尾根上に写っているが、解像度を落としている関係でここでは認識できないのが残念。
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鞍部を過ぎて少し登り返したところで、鳶山を振り返る。登山道がうねうねと尾根上に伸びている。
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9:20 越中沢岳 2591.4m。五色ヶ原は最後発になってしまったが、この辺りから先行者に追いつき追い越し。
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登ったら下る。急な岩場を慎重に降り、次のスゴノ頭に登り返し。
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10:45 スゴノ頭で一服。ここからスゴ乗越に下って、目の前に聳える薬師岳に取り付く。スゴ乗越小屋の赤い屋根が見えています。あそこで行動終了したらどんなに楽なことか。。悪魔のささやき。
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12:20 スゴ乗越小屋。うどんとコーラでエネルギー充填。冷たい水で顔も洗ってすっきりです。40分ほど休息して13:00出発。
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14:00 間山 2585.2m。小屋から1時間、300mを稼ぐ。振り返ると小屋の赤い屋根、中央にスゴノ頭。右に木挽山、奥木挽山の尾根が伸びている。越中沢岳からは意外に距離のある稜線のようだ。間山の山頂脇には小さい池、雪渓下にも池、テントを張りたくもなるが、幕営禁止の標識。似たようなことを考える人がいるらしい。
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15:25 ガレ場を登り切る。2832ピーク。北薬師岳までさらに続く岩稜帯。うんざり。
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16:10 北薬師岳山頂2900m。黒部の渓谷越しに赤牛岳、右に水晶岳。二つのピークの中間部から下った辺りが高天が原、奥に野口五郎岳。槍ケ岳も雄姿を見せている。
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薬師岳東面に広がる圏谷群のひとつ金作谷カール。特別天然記念物。氷河期の名残、実に見応えがあります。
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17:10 薬師如来像が鎮座する薬師岳山頂 2926m。五色ヶ原から無事一気に薬師到達、鐘を打ち鳴らしてお祝い。で、薬師堂の陰で一息。
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遭難碑付近から振り返る。薬師山頂へ続くルート、西側斜面からガスが沸き上がってきている。
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薬師峠まで下る時間は残されていたものの、出発からすでに11時間。無理をせず薬師岳山荘に一夜の宿をお願いして二日目の行動終了、18:00 / 2701m.。4年前の時は二日かけて五色から山荘までだったことを思えば極めて上出来。

縦走3日目。
http://79476925.at.webry.info/201509/article_2.html
縦走初日へ。
http://79476925.at.webry.info/201508/article_9.html
2011年8月の室堂〜薬師岳〜折立
http://79476925.at.webry.info/201109/article_4.html
ウルトラライト準備編:ベースウェイト
http://79476925.at.webry.info/201508/article_7.html


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